メーサーロシュ・マールタ監督特集 第2章

上映中

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DCP

上映期間: 12月11日(木)まで


(c) National Film Institute Hungary - Film Archive

“東欧の奇跡“メーサーロシュ・マールタがスクリーンへふたたび!

錚々たる映画人が熱視線を送る、
ハンガリー出身の女性映画監督 メーサーロシュ・マールタ
第1章である特集上映では、数々の国際映画祭で評価をされながらもこれまで日本で上映される機会がなかった彼女の作品群にはじめて触れ、社会を見つめるその鋭いまなざしと揺るぎない作家性に魅了されました。

そんな彼女の特集がふたたびカリテのスクリーンにやってきます!

戦後ハンガリーの歴史が交錯した、深遠なる記録の数々。
本特集はデビュー作から代表作『日記』三部作まで、新たにレストアされた作品群が、日本初劇場公開。

■『エルジ』

(c) National Film Institute Hungary - Film Archive

監督:メーサーロシュ・マールタ
脚本:メーサーロシュ・マールタ
撮影:ソムロー・タマーシュ

出演:コヴァーチュ・カティ

1968年/ハンガリー/スタンダード/モノクロ/84分/HDデジタルリマスター/G

児童養護施設で育ったエルジは、24年ぶりに小村で暮らす実の母を訪ねる。再婚していた母は、娘の来訪に戸惑い、彼女を姪と偽って新しい家族に引き合わせた。家族関係の修復も曖昧なまま街へ戻ったエルジは、行きずりの男と交際しながら、鬱々と日々を過ごす。ある日、素性の知れぬ中年男性がエルジの前に現れ、「君の両親は死んだ」と告げる。長編デビュー作であり、のちに繰り返し描かれる“養子”をテーマとした自伝的作品。

■『月が沈むとき』

(c) National Film Institute Hungary - Film Archive

監督:メーサーロシュ・マールタ
脚本:メーサーロシュ・マールタ
撮影:ケンデ・ヤーノシュ

出演:トゥルーチク・マリ、コヴァーチュ・カティ、バラージョヴィチ・ラヨシュ

1968年/ハンガリー/シネマスコープ/モノクロ/86分/2Kレストア/G

政治家の夫に先立たれたエディトは、保険金や邸宅の相続を頑なに拒む。父の名声が汚されることを恐れた息子は、母エディトを別荘に軟禁した。息子の婚約者も「看守」として手を貸すが、壊れていくエディトを見るうち、結婚という結び付きに違和感を募らせていく。「家」に囚われた女性の苦しみと、彼女に寄り添う女性の交流が描かれたシスターフッド映画。

■『リダンス』

(c) National Film Institute Hungary - Film Archive

監督:メーサーロシュ・マールタ
脚本:メーサーロシュ・マールタ
撮影:コルタイ・ラヨシュ

出演:クートヴェルジ・エルジェーベトゥ

1973年/ハンガリー/スタンダード/モノクロ/81分/4Kレストア/PG-12

工場勤務のユトゥカは、ダンスパーティーで出会った大学生アンドラーシュと恋に落ちる。彼に拒絶されることを恐れたユトゥカは、自分も学生であることを装い、名前も偽る。やがてアンドラーシュはユトゥカの素性を知るが、両親には真実を告げられずにいる。両家合同の食事会。アンドラーシュ家の階級意識が剥き出しになっていく。アニエス・ヴァルダがそのシャワーシーンに強く魅了されたという、労働者階級とインテリの格差を背景に女性の選択を描く静かな力作。

■『ジャスト・ライク・アット・ホーム』

(c) National Film Institute Hungary - Film Archive

監督:メーサーロシュ・マールタ
脚本:コーローディ・イルディコー
撮影:コルタイ・ラヨシュ

出演:ヤン・ノヴィツキ、ツィンコーツィ・ジュジャ、アンナ・カリーナ、サボー・ラースロー(ラズロ・サボ)

1978年/ハンガリー/ビスタ/カラー/109分/4Kレストア/PG-12

アメリカからハンガリーへ帰国したアンドラーシュ。根無し草状態の彼は、放し飼いにされていた犬に惚れ込み、飼い主の少女から強引に買い取った。わだかまりを残したふたりは、やがて親子とも言い切れぬ親密な関係を育んでいく。アンドラーシュのかつての恋人アンナも、そんなふたりを気に掛けている。彼女はアンドラーシュに、愛を告白するが……。
父への献辞で始まる本作は、メーサーロシュにとって非常に個人的な父との物語だといえる。アンナ・カリーナがふたりの関係に揺らぎを与える人物を好演。

■『日記 子供たちへ』

(c) National Film Institute Hungary - Film Archive

監督:メーサーロシュ・マールタ
脚本:メーサーロシュ・マールタ
撮影:ヤンチョー・ニカ

出演:ツィンコーツィ・ジュジャ、ヤン・ノヴィツキ

1980-83年/ハンガリー/スタンダード/モノクロ/108分/4Kレストア/G

1947年、ソ連からハンガリーへ帰国したユリは、共産党員の養母マグダの保護下で育つ。父は秘密警察に捕らわれ、母はこの世を去っていた。恐怖政治が布かれるこの国で、ユリは不安定な生活を強いられる。ある日、ユリはヤーノシュと名乗る男と出会う。彼は父と瓜二つの人物だった。
「日記」三部作の第一部。冷戦下の自身の苦難を描き、1984年のカンヌで審査員グランプリを受賞。撮影は義理の息子ヤンチョー・ニカが担当した。

■『日記 愛する人たちへ』

(c) National Film Institute Hungary - Film Archive

監督:メーサーロシュ・マールタ
脚本:メーサーロシュ・マールタ、パタキ・エーヴァ
撮影:ヤンチョー・ニカ

出演:ツィンコーツィ・ジュジャ、ヤン・ノヴィツキ

1987年/ハンガリー/スタンダード/カラー・モノクロ/132分/2Kレストア/G

マグダの元を離れたユリは、織物工場で働いている。映画監督を志すユリは、モスクワの大学で映画制作を学ぶことになった。スターリンの死後、ユリは卒業制作として、労働者の実情を捉えたドキュメンタリー映画を完成させたものの、反-社会主義リアリズム的な内容から、再編集を命じられた。そしてユリは父がすでに死去したことを知らされる。
「日記」三部作の第二部で1987年のベルリンで銀熊賞を受賞。モスクワ留学から1956年のハンガリー事件前夜までを描く。ユリが父と瓜二つの男に抱く愛情は複雑になり、ふたりの関係は次第にメロドラマ性を帯び始めていく。

■『日記 父と母へ』

(c) National Film Institute Hungary - Film Archive

監督:メーサーロシュ・マールタ
脚本:メーサーロシュ・マールタ、パタキ・エーヴァ
撮影:ヤンチョー・ニカ

出演:ツィンコーツィ・ジュジャ、ヤン・ノヴィツキ、トゥルーチク・マリ

1990年/ハンガリー/スタンダード/カラー・モノクロ/117分/2Kレストア/G

1956年10月23日、ブダペシュトで民衆が蜂起する。モスクワで足止めを食っていたユリは、12月に入りようやくハンガリーへの帰国を許された。ユリはカメラを手に、荒廃した街並みや犠牲者を見つめていく。その年の大晦日、ユリたちは一堂に会する。政治的立場を異にする者たちも、仮装や音楽、ダンスに耽る。しかし反動分子の弾圧はとどまるところを知らず……。
「日記」三部作の最終作。1956年のハンガリー事件から民主化運動の挫折までを描き、戦争の余波と闘いの行方を問う。


映画名

メーサーロシュ・マールタ監督特集 第2章

上映期間

12月11日(木)まで

公式HP

https://www.meszarosmarta-feature.com/

配給

東映ビデオ

■新宿シネマカリテ

所在地:
〒160-0022
東京都新宿区新宿3-37-12 新宿NOWAビルB1F

JR新宿駅 東南口および
中央東口より徒歩2分

電話:
03-3352-5645

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■通常鑑賞料金

一般:
2,000円

学生(専門学校・短大・大学・大学院)【学生証提示】:
1,500円

中学生・高校生【学生証提示】:
1,000円

幼児(3才以上)・小学生:
800円

障がい者手帳をお持ちの方:
1,000円 (お付き添いの方1名様まで同料金)

■割引情報(各種割引サービスの併用は出来ません)

毎週水曜日 映画ファンサービスデー(男女共):
1,200円

毎月1日 ファーストデー:
1,300円
(12月1日(映画の日)は、お一人様1,000円)

60歳以上でシニア割:
1,300円
ご来場のご本人様のみ