上映期間: 11月20日(木)まで
上映時間: 1時間27分
上映期間: 11月20日(木)まで
上映時間: 1時間27分
©1995 KIDS N.Y. LLLC. All rights reserved ©2018 Filmverlag Fernsehjuwelen. All rights reserved.
ニューヨーク、夏のある暑い日の午後。テリーはいつものようにバージンの女の子をモノにして、親友のキャスパーに自慢しながら、街をブラつき、仲間がたむろしているポールの家へ向かう。くすねたビールを飲み、ドラッグを決め、SEXの話で盛り上がる。一方、ルビーの家ではジェニーたち女の子5人もSEXの話ばかり。経験豊富で無防備なSEXを楽しむルビーは自分の体験談をネタに盛り上げる。ジェニーはバージンを奪い、その後は連絡もしてこないテリーを許せない。HIV感染を心配するルビーはジェニーと検査結果を聞きにいく。テリーとのSEXしか経験のないジェニーはルビーについてきて検査を受けただけだった。しかし検査結果はルビーはネガティブだが、ジェニーはポジティブだった。たった1回、1人の男とのSEXのために突然の死の宣告をされてしまったジェニー。とにかくテリーを見つけなければいけない。会って、このことを伝えなければ。しかし、テリーは新たなバージンの子を誘い出し、仲間たちと夜のプールではしゃいでいる。自分自身がHIVキャリアとも知らずに。
世界に突きつける“キッズ”のリアル
写真集「タルサ」などティーンエイジャーのリアルな姿を撮り続けてきたラリー・クラーク。マーティン・スコセッシ、ガス・ヴァン・サント、フランシス・F・コッポラなど、多くの映画監督に影響を与えた写真家が満を持して1995年に発表した監督デビュー作『KIDS/キッズ』はSEX、ドラッグ、HIVとあまりにもリアルで生々しいティーンの姿をまるでドキュメンタリーのように映し出し、そのセンセーショナルな衝撃から全米で賛否両論を巻き起こした。当時のアメリカにはこれほどリアルなティーンエイジャー映画は存在せず、どれも真実とはほど遠いものだったのだ。ラリー・クラークは誰も作らなかった映画を作りたいという強い思いで、ティーンエイジャーの24時間をリアルに描き上げた。
脚本は当時19歳だったハーモニー・コリン。撮影は『マイ・プライベート・アイダホ』の名カメラマン、エリック・エドワーズが務め、そのショッキングな映像から「フィクションか現実か」という論争にまで発展。音楽はダイナソーJr.のベーシストであり、セバドーのボーカル&ギタリストのルー・バーロウ。そのほかダニエル・ジョンストンなども参加したサウンドトラックは映画とともに大ヒットした。製作総指揮にはガス・ヴァン・サントが名を連ねている。キャストは、俳優ではなく街中でラリー・クラークが知り合ったレオ・フィッツパトリック、ジャスティン・ピアース、ハロルド・ハンターといったスケーターを起用。もっとも重要なジェニーを演じた、クロエ・セヴィニーは当時演技未経験だったが、本作の出演によって時代のアイコンとなっていく。さらに、現在も女優として活躍しているロザリオ・ドーソンがルビー役を演じた。
90年代のティーンエイジャーの現実を突きつけ、多くのクリエイターに影響を与えるなど、今もなお熱烈なファンを増やし続ける『KIDS/キッズ』。製作からちょうど30年の時を経て、スクリーンで観る者に新たな衝撃を与える。
KIDS/キッズ
11月20日(木)まで
1時間27分
鈴正、weber CINEMA CLUB
1995年/アメリカ
一般:
2,000円
学生(専門学校・短大・大学・大学院)【学生証提示】:
1,500円
中学生・高校生【学生証提示】:
1,000円
幼児(3才以上)・小学生:
800円
障がい者手帳をお持ちの方:
1,000円 (お付き添いの方1名様まで同料金)
毎週水曜日 映画ファンサービスデー(男女共):
1,200円
毎月1日 ファーストデー:
1,300円
(12月1日(映画の日)は、お一人様1,000円)
60歳以上でシニア割:
1,300円
ご来場のご本人様のみ