上映期間: 12月5日(木)まで
上映期間: 12月5日(木)まで
アルジェントの原点。
伝説のジャッロが甦る。
極彩色の悪夢的なビジュアルと先鋭的な音楽を融合し、それまで低く見なされがちだったホラー映画を官能的なアートへと変貌させた、イタリアを代表する映画監督ダリオ・アルジェント。
いずれもタイトルに動物の名前が含まれていることから『動物3部作』(アニマル・トリロジー)と呼ばれる伝説の初期監督3作を一挙上映!
『歓びの毒牙』(1969年)監督デビュー作
『わたしは目撃者』(1970年)
『4匹の蝿』(1971年)PG12
従来のホラー映画やスリラー映画にはない視覚と音の融合、心理的サスペンスの追求、そして科学技術を駆使した新しい表現方法を導入したこれらの作品は、アルジェントの創造性と革新性の象徴である。
3作を通じて名匠エンニオ・モリコーネが実験的な映画音楽を提供しているのも要注目だ。
さらに「ジャッロ」と呼ばれるイタリアのスリラー映画ジャンルの確立に寄与し、1975年にそのジャンルの名声を確立した『サスペリアPART2』へと繋がる基盤となった。
最新作『ダークグラス』(2022)でもそのイマジネーションは衰えることを知らない。
ダリオ・アルジェントは今日に至るまでホラー映画のマエストロとして君臨、全世界の映画ファンから賞賛され、多くのクリエイターに影響を与え続けている。
『歓びの毒牙(きば)』
(1969|イタリア|97分|スコープサイズ)
監督・脚本:ダリオ・アルジェント
撮影:ヴィットリオ・ストラーロ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:トニー・ムサンテ、エヴァ・レンツィ、スージー・ケンドール
【あらすじ】
アメリカ人作家サム・ダルマスはローマに滞在中、ギャラリーで起こった殺人未遂事件を偶然目撃する。
謎の連続殺人事件に巻き込まれた彼は帰国を断念し、現場で耳にした《鳥の鳴き声》を手がかりに真相を解き明かそうとする。
【作品概要】
原作はフレドリック・ブラウンの『通り魔』。
アルジェントの監督デビュー作であり、彼の独特の映像美学と緊張感あふれるストーリーテリングが光る作品。
特にショッキングなビジュアルと斬新なカメラワークが特徴で、後のジャッロ映画に多大な影響を与えた。
『わたしは目撃者』
(1970|イタリア|112分|スコープサイズ)
監督:ダリオ・アルジェント
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:ジェームズ・フランシスカス、カール・マルデン、カトリーヌ・スパーク
【あらすじ】
遺伝学研究所での謎多き侵入事件と、所員である博士の列車での轢殺事件。
関係者が次々と殺される中、盲目の元新聞記者フランコ・アルノと若き新聞記者ジョルダーニは、決死の覚悟で犯人を追い詰めていく。
【作品概要】
『歓びの毒牙』大ヒットを受け、各国からの出資を受けて作られた監督第2作。
サスペンスとスリルに満ちた心理描写、科学と犯罪が絡み合うプロットが魅力の本作で、アルジェントは自身の十八番である華麗なる殺人描写に磨きをかけていった。
『ダーティハリー』『時計じかけのオレンジ』『フレンチ・コネクション』などがひしめく1971年の映画興行界でイタリアを代表し、ジャッロ映画の礎の形成に寄与した。
『4匹の蝿』
(1971|イタリア|104分|スコープサイズ|PG12)
【あらすじ】
ロックバンドのドラマー、ロベルトは黒いハットの男に付きまとわれていた。
ある晩、限界に達したロベルトは男に詰め寄るも、揉み合いの末に誤って彼を殺害。
その現場を覆面を被った謎の人物に撮影されてしまう。やがて脅迫電話がロベルトを襲い、彼の周りでは不可解な殺人事件が起こり始める。
【作品概要】
「動物3部作」において最も音楽と映像の融合が際立つ作品。
残酷と優美が同居する、アルジェントの革新的かつスタイリッシュな演出が光る。
そして映画のラストを飾る驚異的なスローモーション撮影は、圧巻の一言に尽きる。
一般:
2,000円
学生(専門学校・短大・大学・大学院)【学生証提示】:
1,500円
中学生・高校生【学生証提示】:
1,000円
幼児(3才以上)・小学生:
800円
障がい者手帳をお持ちの方:
1,000円 (お付き添いの方1名様まで同料金)
毎週水曜日 映画ファンサービスデー(男女共):
1,200円
毎月1日 ファーストデー:
1,300円
(12月1日(映画の日)は、お一人様1,000円)
60歳以上でシニア割:
1,300円
ご来場のご本人様のみ
小田急ポイントアプリ割引:
当日料金 一般300円引/学生200円引
⇒劇場窓口にて小田急ポイントアプリ使用でご本人様とご同伴の方1名まで適用
※学生割引適用の対象は、専門学校・短大・大学・大学院生となります。