家族は知らない、私だけの秘密。

美しい北欧フィンランドに住む１２歳の少女ティンヤ。彼女の日常は、完璧な家族を動画で発信する母親に支配されている。全てを我慢し自分を抑え、体操大会で優勝して母を喜ばそうと努力する。そんな或る夜、森で奇妙な卵を見つける。家族に秘密しながら、ベッドで卵を温めるティンヤ。やがて卵は大きくなり、孵化する。生まれた“それ”は、幸福な家族の仮面を剝ぎ取っていく・・・

主人公ティンヤを演じるのは、１，２００人のオーディションを勝ち抜いたシーリ・ソラリンナ。この年代特有の儚さを見事に表現している。母親役には、フィンランドで多くの作品に出演しているソフィア・ヘイッキラを起用し、恐ろしいまでの自己中心的な母親を演じている。
本作は、新鋭女性監督ハンナ・ベルイホルムの長編デビュー作であり、サンダンス映画祭のプレミア上映で世界を震撼させた。北欧発の新感覚ホラーが遂に日本上陸。

無垢な少女の感情が抑制され、＜卵＞に狂気が満ちるとき“それ”は生まれる。
戦慄のイノセントホラーにあなたは驚愕する！