汚れたミルク

あるセールスマンの告発

上映中

字幕

DCP

上映期間: 3月下旬まで

上映時間: 1時間34分


(C) Cinemorphic, Sikhya Entertainment & ASAP Films 2014

―――2006年、ロンドン。映画監督、プロデューサー、弁護士、人権組合の職員が集まっている。彼らはモニターに映る一人の男とスカイプで会話していた。彼の名はアヤン。ロンドンにいる彼らはモニター越しに彼に話しかける。「君の体験を映画にしたいと思っている。しかし巨大企業を敵に回す内容だ。力を借りて全容を把握したい。」静かに、アヤンは自分の身に起きたことを語り始めた―――。

舞台は移り、1994年のパキスタン。件の男アヤンは国産製薬会社に務めていた。しかし、相次ぐ多国籍企業の台頭で彼の熱心な営業も実らず、売上は落ちていく一方だった。管理人には家賃の催促を受け、父親は政府から仕事を奪われてしまい、裁判を起こしているという八方塞がりの状況。このままでは妻であるザイナブをはじめ、一家を養うことは難しい。そんなある日、ザイナブが多国籍企業の営業募集を見つけてくる。大卒であることが条件と知り諦めかけたアヤンであったが、妻たちの後押しを受けて面接を受けることを決心する。なんとか面接を突破したアナンは晴れてラスタ社の社員になる。前職で培った粘り強い営業力と持ち前の人あたりの良さで、どんどん成績を上げていくアヤン。いつしか彼はトップセールスマンになっていた。子供にも恵まれザイナブのお腹の中には第二子が宿っている。まさに幸せの絶頂にいるアヤンだったが、数年前に知り合った医師ファイズと再会したことで運命が大きく揺らぎ始める。ファイズに連れられて行った小児科病棟で、やせ細り、小さな体にいくつもの管を付けた未熟児の姿を目にしたアヤンは愕然とする。その多くは貧困層であるために清潔な水が手に入らず、汚れた水で溶かした粉ミルクを飲んでいるという事実を知ったアヤンは、肩を落としながら病院を去っていく。退職の意を伝えたアヤンは、上司からさらに衝撃的な事実を突きつけられる。なんと会社はこの事実を知った上で黙認していたのだ。事実を知ったアヤンは、自身が所属していた超巨大グローバル企業を相手に戦うことを決意する・・・

映画的な演出を除き、作中で描かれていることは全て事実です。私が在籍していた94年から97年の間、会社は私に医者や看護婦に金品をばら撒くよう指示しました。話題になるのはどうしたら商品が売れるかどうかということだけで、乳児にどのような影響があるかということには全く触れられませんでした。
―――サイヤド・アーミル・ラザ氏(本作主人公・アヤンのモデル)

今回がなんと世界初公開!実際に起きた事件をベースに作られた衝撃の問題作が、世界に先駆けてここ日本で公開される。監督はボスニア紛争を描いた『ノー・マンズ・ランド』でアカデミー賞外国語映画賞を受賞。『鉄くず拾いの物語』など次々と社会へ訴え掛ける作品を撮り続けるボスニアが生んだ名匠ダニス・タノヴィッチ。本作では主人公が映画監督やプロデューサーと映画製作に関してスカイプで対話するシーンを随所に施し、フィクションとノンフィクションの境目を曖昧にすることで観客を作品に引き込むことに成功している。また最新作『サラエヴォの銃声』(当館にて3月25日公開)においては、現代とサラエヴォ事件が起きた100年前の時間軸を交錯させた緻密なストーリー展開と絶えず動き回るカメラワークでスリリングなサスペンスを作り上げ、常に意欲的な進化を遂げている監督である。主演には今ボリウッドで最も人気のあるスター、イムラン・ハシュミ。実在の人物をモデルにしたアヤン役を、勇気と覚悟を持って演じきっている。

立ちはだかるは絶対的な権力の壁。
守るべきは小さな命たち。
真実に気付いた男、信念の強行。

これは隠された真実の物語。刮目せよ!


映画名

汚れたミルク あるセールスマンの告発

上映期間

3月下旬まで

上映時間

1時間34分

オフィシャルサイト

http://www.bitters.co.jp/tanovic/milk.html

配給

ビターズ・エンド

製作年・製作国

2014・インド・フランス・イギリス

■新宿シネマカリテ

所在地:
〒160-0022
東京都新宿区新宿3-37-12 新宿NOWAビルB1F

JR新宿駅 東南口および
中央東口より徒歩2分

電話:
03-3352-5645

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■通常鑑賞料金

一般:
1,800円

大学生・高校生(学生証提示):
1,500円

中学生(学生証提示)・小学生・幼児(3才以上):
1,000円

障害者手帳をお持ちの方:
1,000円 (お付き添いの方1名様まで同料金)

■割引情報

毎週水曜日 映画ファンサービスデー(男女共):
1,000円

毎月1日 ファーストデー:
1,100円
* 12/1 (映画の日)は、お一人様1,000円

60歳以上でシニア割:
1,100円
* ご来場のご本人様のみ

伊勢丹アイカード 三越伊勢丹エムアイカード割引:
当日料金 一般300円引 大・高生200円引
* カードご提示でご本人様とご同伴の方1名まで適用